ヤマザキマリに憧れて

昔から海外で生活することに憧れていたのだけど、たぶんそれは叶わないのだろうなと諦め気味だ。 特に年をとってからは病院にも気軽にかかれないような海外での生活はちょっと難しいなと、尻込みしてしまう。 若いころは、もしかしたら結婚相手が海外に駐在…

渡辺千賀さんの選択

Facebookでなかなか面白いサイトを発見した。 umumedia.jp 山口智子の産まない発言以来、ほんの少しではあるが、産まない女性が発言する場ができた気がする。山口智子、スゲー。キョンキョンですら産まなかったことを後悔するような発言をしてたのに。 私は…

坪内祐三 ラブ

坪内祐三が好きだ。 もちろんにわかファンである。 著書はまだ一冊も読んでない。 きっかけは以前のエントリーに書いた、神蔵美子だ。 坪ちゃんの写真、それが私のストライクだった。 母性本能をくすぐる甘いマスク。ちょっと頼りなくてだらしない感じ。 そ…

原田マハに憧れて

原田マハが原田宗典の妹だと知った時はちょっとした衝撃だった。 彼女のことを知ったのはいつだったろうか。多分、王様のブランチで、「楽園のカンバス」が紹介されているのを観たのがきっかけではなかったろうか。 小説家とキュレーター。どっちもかっこよ…

キャリー・ブラッドショーの選択

SATC2はキャリーが無事にMr.Bigと結婚して2年目の物語だ。 以前一度観ているはずなのだが、その時は全く印象に残らず。 Gyaoの無料配信でたまたま発見して観始めたら、主人公達がみなそれなりに歳をとり、あのサマンサに至っては更年期真っ最中という設定だ…

無教養な人間なので、この歳になって、夏目漱石の「門」を初めて読んだ。 「門」を読んだことのある人には何を今更であろうが、この小説も子なしの物語なのである。 はじめは2人の間に何があるのかわからない。ただ主人公の妻の御米が子供ができないことをと…

東京の夫婦

東京の夫婦、ようやく図書館の貸出の順番が回ってきて読了。 思った以上に、子供を持たない夫婦、というのが前面に出ている作品。 子供を持たないことを声高に主張しなければいけないほど、松尾がその事にわだかまりを抱いているということなのだろう。葛藤…

松尾スズキの嫁問題

先日、ある雑誌の書評欄で松尾スズキの新刊のことを知った。 昔、ロッキングオン(ジャパンだったかも)で連載してた「この日本人に学びたい」という本が大好きで、何回読んでも涙が出るほど可笑しかった。当時、松尾スズキのこの本と、リリー・フランキーの…

マクロンの嫁とオトナの国フランス幻想

最近、フランス女性は何ちゃらみたいな本を立て続けに読んでいる。 このフランス女性は何ちゃら本で、毎回、必ず出てくるエピソードが、フランスでは女性を年齢で判断しない、むしろ、内面が魅力的な女性は歳を重ねるほどに美しくなるし、男性にもモテる、と…

ダイアン・キートン

ダイアン・キートン。 正直、彼女がここまで生き残る女優になるとは全く想像していなかった。 私が彼女を最初に意識したのはもちろん「アニー・ホール」だったわけだが、それ以上に何度も観た作品は、同じ年に公開された「ミスター・グッドバーを探して」だ…

「傘をひらいて、空を」

kasasora.hatenablog.com 昔から好きなブログ。はてなダイアリー時代から読んでいる。 こんなに沢山の物語を紡ぐことができるなんて、しかも全てのストーリーにリアリティがあるのだ。 どこか高いところから、世界中を見下ろしているかのように。 作者の知性…

生まれても死んでも悲しい

知人に子供が出来たことを知る。今の世の中、さして親しくない人の近況も、Facebookがあれば家族以上の速さと詳細さで耳に届く。 結婚して20年くらいずっと子供がいなかったから、てっきり子供をつくらない主義なのか、不妊なのだろうと思っていた。 自分達…

小倉千加子

最近の小倉千加子は何をしているのだろう。 これといった記事があまり出てこない。しかし自治体などに呼ばれて講師などしている様子は伺える。お元気そうで何よりである。 先日図書館で、彼女の最も新しい単著「醤油と薔薇の日々」を見かけて、久しぶりに彼…

森瑤子

思ったより誰にも読まれないということがわかったので、安心して書き捨てることにした。 先日ふと森瑤子のことが気になって調べたのだが、今や「もりようこ」と入力してもAmazonにもGoogleにも検索候補に「森瑤子」と出てこないくらい、森瑤子は世の中から完…

たまもの

結婚して早2年。ようやく結婚生活にも慣れてきました。結婚によって得たもの、失ったもの、色々ありますが、得たものはおいおいとして、失ったものの中で最も大きく残念なのは、言わずもがな、自分の時間。もっとカッコつけて言えば、内省の時間。文学の時間…