ヤマザキマリに憧れて
昔から海外で生活することに憧れていたのだけど、たぶんそれは叶わないのだろうなと諦め気味だ。
特に年をとってからは病院にも気軽にかかれないような海外での生活はちょっと難しいなと、尻込みしてしまう。
若いころは、もしかしたら結婚相手が海外に駐在するかもとか妄想して、妄想ノートに結婚相手の条件として「海外駐在がある人」なんて書いてみたけど、まぁ妄想なんてそうそう簡単に叶うわけもない。宝くじ当たらないかな、程度の確率である。
で、外国人と結婚して海外で暮らしてる、特にヨーロッパで暮らしている女性で、日本に帰国するときにビジネスクラスを使えるような生活をしている女性、海外旅行をしてると結構お見かけするのだけど、そんなお金持ちで家柄も良い男性が、日本人女性を嫁に娶るというのもなかなか理解不能で、いったいそういう女性はどこでお相手の男性と出会ったのだろうと不思議で仕方ない。
でも今どきは英国王室だって人種の違うバツイチ女性と結婚する時代なんだから、まぁ取り立てて言うほどの話ではないのだろう。
それはともかくとして、そういう女性は、顔立ちがものすごく美人とかものすごく可愛いとかいうのではないにしても、皆、不思議と「迫力」があって、ぱっと他人眼を引くほどの華があるのは不思議なものだ。
格好も、上品なんだけど、どこか身体の曲線を見せるようなセクシーなファッション。例えば(最近は海外に行ってないのでよくわからないけど)、ものすごくありそうな格好でいえば、ホワイトデニムをブーツインして履いて、トップスはざっくりセーターにファリエロサルティの巻物、そしてバッグはフェンディのピーカブーとかボッティガヴェネタ・・・リラックス感があるんだけどラグジュアリ、そういう感じ。わかってもらえるかな?
で、ヤマザキマリは私の中で、まさにこういう格好をしてそうなイメージがあるのだ。えー?って思われるかもしれないけど、そして全然違うかもしれないけど、勝手なイメージなんだけど、彼女の何とも言えない一般の人にはない迫力がそう感じさせる。
あの海外生活長い人のあの迫力って、ほんとどこから来るんだろう?
やっぱり自己主張激しい国で、背筋をぴんと伸ばして生きていないと生き残れないような世界にいると、あぁいう緊張感のある雰囲気になれるのかな。
ヤマザキマリさんは最近、ブルガリのアウローラアワードとかってのを受賞したりして、どっちが先かわからないけどブルガリの漫画を描いたりしてるけど、私がヤマザキマリと聞いて真っ先に思い出すのはヴァンクリのアルハンブラをしてる姿だ。NHKの番組か何かで20Pのオキニスのロングネックレスをシンプルな黒いドレスにつけていて、とても素敵だったし、あぁこういう人にこそ、この甘ったるいデザインのネックレスが似合うんだなぁとしみじみと感心してしまった。
私の妄想ノートにまた一つ、項目が加わった。
20Pのビンテージアルハンブラが似合うようなオトナの女になる。
180諭吉か・・・人生、叶わない夢って沢山あるな・・・