旧約聖書は不妊の物語

「図説 聖書物語 旧約篇」という本を読んで発見した。著書の山形孝夫の独特の語り口のせいかもしれないが、とにかく第一印象はそれ。何といっても旧約聖書の主役アブラハムはなかなか子供ができず、老妻との間に子供イサクを授かったのは100歳というのだから、これを不妊物語と言わずして何と言おうか。ちなみにその時妻のサラは90歳。これ、何時間なんでしょうね?人間時間だと半分くらいなのかしら?45歳とか?確かにその歳で自然妊娠したら奇跡だと思うわね。
それで思い出すのは、田中小実昌についてのエピソードで、お母様は子供に恵まれなくて、でもどうしても子供が欲しくてイエス様に必死にお願いして46歳で授かったとかそういう話。

不思議だなぁ。日本だとあんまり不妊を苦にしたような古典は思い当たらないのだけど。実は結構あったりするんだろうか?