ブログを書く理由

一時期、子なしについて語る小さいブームがあった。

政府が少子化対策をうるさく言い始めた時期に重なっていたように思う。

まず酒井順子が、ついで何にでも便乗する香山リカ先生が、最後に何を根拠に上から目線の下重暁子が、で一通り出揃って、メディアが頑張ってお神輿を担いだ割には瞬間風速で終了した感がある。

 

 

 

子の無い人生

子の無い人生

 

 

ノンママという生き方 子のない女はダメですか?
 

 

わたしが子どもをもたない理由(わけ)

わたしが子どもをもたない理由(わけ)

 

 

 

人間、普通は自分のことにしか興味がない。

大半の女性は一生のうちに1人以上の子供を持つのだから、子なしの人生に興味を持つ人が少ないのは当然の話である。

私が上記の人たちの出版物にビビットに反応したのも、自分が子供がいないことを常に意識しているからに他ならない。

子供のいる人があえてそうした本を手にするとしたら結構な酔狂だと思う。

このブログにもほとんどアクセスがないのは、ブログがつまらないからという理由が最も大きいのは言うまでもないが、それと同時に、子なしの人生というブログテーマに興味がある人という母集団が小さすぎるからというのもあるだろう。

 

私がこのブログを書く理由はPVを稼ぎたいからではなく、どこにも吐き出しようのない胸の内を明かす場がここぐらいにしかないからだ。

本当はカンセリングを受けたりするべきなのかもしれない、そうしたいと思うことも度々あるが、なかなかそうもいかなかったりするときに、日記を書いたりブログを書いたりすることは、少なくとも吐き出すという意味では少しは役に立つ。 

 

といっても、まだまだ正直に自分の気持ちを語れていないのが現状で、本や映画の紹介でごまかしている部分があるのが事実だ。

もう少し内面に踏み込んだ記事も書いていきたいと思う。

そうして、もし同じような境遇の少数派が、少しでもここから何かを感じてくれたら、とても嬉しく思うだろう。

そう思って、ブログ村に登録してみた。