ヤング・アダルト・ニューヨーク

お次はこなし映画のど真ん中狙った「ヤング・アダルト・ニューヨーク」。

子供がいない40代前半くらいの夫婦、2人とも映画関係の仕事してて、夫は映画監督ってことになってるんだけど、実際には大学の講師とかして小遣い稼いで生活してる感じ。

奥さんは有名な映画監督の娘で、やっぱり映画関係の仕事してて、こちらも子供がいないから、子持ちの友達と疎遠になりつつある、みたいな状態。

「子供はいいわよ、早く子供作りなさいよ。色々方法はあるのよ。」みたいなお節介を焼いてくる子持ちの友達って、日本でもアメリカでも、世界中どこにでもいるんだなってゾッとする。

大人になりきれない2人に近づいてきた20代の夫婦。これが典型的な今どきの「ミレニアル世代」(日本でいえば「ゆとり」?)で、古いものがかっこいいと思ってて、馬鹿でかいステレオアンプ持っててレコードをコレクションし、タイプライターを使ってブラウンカンテレビでVHSを観るって感じ。

逆にデジタルネイティブじゃないジェネレーションXの彼らの方がスマホ使って音楽聞いたりNetflixで映画観たり、YouTube観たりしてるっていう対比がめちゃめちゃ面白い。

 で、彼らにめちゃくちゃ感化うけちゃったおっさんとおばさんの二人なんだけど、何だかんだあって、最後は収まるべきところに収まる。

その収まるべきとこってのが「養子を迎える」ってラストなので、安直すぎてがっかり感が半端なかったんだけど、アメリカだしね、仕方ないのかな。

もしSex and the City3でキャリーが養子とってたら、私、相当がっかりだわ・・・。